2022年度のオンライン集会の第4回は1/12(木)18:30より、「会計年度職員が支える地方自治体の行政サービス ~しかしその待遇は?~」と題して開催します。|非正規労働者の権利実現全国会議

2022年度のオンライン集会の第4回は1/12(木)18:30より、「会計年度職員が支える地方自治体の行政サービス ~しかしその待遇は?~」と題して開催します。

2022.12.15

非正規労働者の権利実現全国会議

非正規労働者の権利実現会議は2022年4月より、年4回のオンライン集会を開催いたします。

昨年は短期間で凝縮した連続学習会でしたが、今年は講演をじっくり聴きたい・交流を図りたいと考え、今年は年間を通しての4回のオンライン集会を予定しています。


【終了しました】■第4回 2023年1月12日(木)18:30~

1 「会計年度職員が支える地方自治体の行政サービス ~しかしその待遇は?~」
講師:
白石孝さん(NPO法人官製ワーキングプア研究会理事長)
当事者の方(非正規公務員カフェ主催者)

2 「国における偽装請負は労働者派遣法で解決できるか ~大阪医療刑務所事件~」
講師:
小野順子(弁護士)
原告の方

従前、地方公共団体で「非常勤(嘱託)職員」「臨時職員」「パート・アルバイト」等の呼称で働いていた非正規公務員は、2020年4月1日施行の改正地方公務員法・改正地方自治法により「会計年度任用職員」となりました。そして、これにより期末手当等、これまで支給が難しかった手当の支給が認められるようになりました。

これで非正規公務員の処遇は多少なりとも改善されるのかと思われましたが、実際はそうではありませんでした。かえって「会計年度」つまり1年ごとのぶつ切りの雇用であることが強調され、期末手当(ボーナス)を支払う代わりに月例給与を下げるという驚くべき対応をとる地方自治体もありました。

そして、1年ごとに「再度の任用」を繰り返すことは3年が上限であるかのような国のマニュアルが出されたために、2022年3月には多くの会計年度任用職員の任用がいったんリセットされ、大量の公募が行われます。

地方公共団体の仕事に、非正規公務員はなくてはならない存在です。中には高度な専門知識や、時間をかけて市民との信頼関係を築くことが求められる仕事もあります。しかし、その非正規公務員の待遇があまりにも悪すぎることが問題となっています。今回は、この問題に長年取り組んでいる白石孝さんと一緒に、労働契約法など労働諸法と地方公務員法の狭間で葛藤する非正規公務員問題について考えましょう。

日時:2023年1月12日(木)18:30~20:30
場所:Zoom
参加費無料、ご参加希望の方は、下記フォームよりお申し込みください。

Zoom参加お申し込みフォーム(第4回)
https://us02web.zoom.us/webinar...


【終了しました】■第1回 2022年4月7日(木)18:00~
「コロナ禍の中で、顕在化した雇用と働きかたの変化」
講師:伍賀一道さん(金沢大学名誉教授)

伍賀さんは昨年の学習会で、政府統計の分析から、コロナ禍の下で2020年は失業という数字に表れないものの、かってないほど休業者が増大しながら休業手当を受けていない休業者が増加したことを「新たな失業形態」と指摘されました。

コロナ禍の下で、リーマンショック時代以上の打撃を受けているにも関わらず、リーマンショック直後のような訴訟に発展する事例は多くありません。そこには、フリーランスやシフト労働、ゼロ時間労働や、プラットフォームワークといった働く者の権利保護が図られない新たな就労形態の増加や、それを促進する労働政策の影が見え隠れします。

失業が見えにくい、権利侵害が見えにくい中で、ゼロ時間労働契約規制や労働契約類似の就労者保護をはかる法律の整備など正規社員、非正規社員の区別を超えた立法課題も生まれています。

コロナ禍が2年を経た今、雇用や働き方を見つめ、どのような運動を展望するのか考える集いにしたいと考えます。


【終了しました】■第2回 2022年7月15日(金)18:00~
(1)講演「相談現場から考えるフリーランス保護法制の課題」
講師:北健一さん(フリージャーナリスト・都労委労働者委員)
(2)質疑
(3)当事者からの発言
(4)非正規会議の活動報告

新型コロナウイルス禍をきっかけに、雇用も収入も不安定な非正規労働者の脆弱な権利状態が改めて明らかとなりました。

さらに非正規会議が取り組んだ2020年のアンケートでは、個人委託契約等で運送業に従事したり講師等、本来受けられるべき労働者として保護を受けることができていないフリーランスの方々からの声がたくさん寄せられました。

派遣労働者や有期、パートのみならず、雇用と同じく支配的な契約なのに保護を受けられない働く人たちが広がっていることが明らかになっています。

一方、世界的には「偽装雇用」や「雇用類似契約」と呼ばれる就労者の契約に対して、保護を図る法制度が求められ立法化の動きも少なくありません。

今回の集会では、自身がフリーランスのジャーナリストとして活動されている北健一さんに、相談活動や取材などを通じて分かってきたフリーランスの実態をお話しいただくとともに、働く者の権利保障をどう図っていくのか考える集いを持つこととしました。多くのみなさまに参加を呼びかけます。

・参加費無料
・当日のZoom録画は会員様限定で配信予定です。入会のご案内はこちら


【終了しました】■第3回 2022年10月14日(金)18:00~詳細はこちら


主催…非正規労働者の権利実現全国会議(代表幹事:脇田滋、中村和雄)

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